■ 2ちゃんねるは、ここのサーバを使ってるです。。。
 .jp ドメインお持ちのお客様大歓迎。maido3.jp
 .fm 取得代行します。(US) maido3.fm
 .ca 取得代行します。(US) maido3.ca
 .com .net .org 取得代行します。(US) maido3.com
 .cc .to .tv 取得代行はじめました。NEW
人気サイト
月々1,000円からの BinboServer.com 2ちゃんねるも使っている Big-Server.com
>> 2ちゃんねる、サーバ監視所

■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫めにゅーに戻る■
2ちゃんねるより愛をこめて
1 名前: NoName"D" 投稿日: 1999/09/06(月) 06:13
 創作文芸詩復活祝いに、続き書いてみました。


2 名前: NoName"D" 投稿日: 1999/09/06(月) 06:14
  ■ ねこねこあざらし ■

>みなさん何かに気づかないのかギャー!
>この事件、固定ハンばっかり死んでるんだギャー!
>とどのつまりは、犯人はきっと「固定ハン嫌い」に違いねえギャー!
>だから、犯人は「捨てハン」だギャー!
>いや・・・固定ハンに恨みを持った元固定ハンって説も考えられるかもギャー!
>どっちにせよ、こんな不可解な事件を起こした人物が単独犯であるなんてこと、考えづらいギャー!
>けど、そこにはきっと「大きな意志」があることには違いねーと思うんだギャー!
>そこでだギャー!
>俺はその存在に名前をつけることにしたんだギャー!
>「大無名者」って書いて、「マグナム・イノミナンダム」・・・かっこいいギャー!


3 名前: NoName"D" 投稿日: 1999/09/06(月) 06:15
  ■ ファミレスにて ■

 この事件を考えるときにしてはならないことは、ひとつ。
 それぞれの事件に何らかの相関性があると考えてはならない。
 おそらく、この事件は各々が別個に発生し、それがいかにもひとつの大きな事件であるかのように見せかけてあるだけなのだ。
 そこに何らかの意志があるものと考えることで、整合性は破綻し、真相は闇に包まれる。
 しかし・・・その考えに至ってもなお、そこに何らかの巨大な意志が存在するように思えてならない。
 ・・・マグナム・イノミナンダム・・・大無名者・・・か・・・。

 ・・・コーヒーが不味い・・・。

 私の思考を妨げるのは、後ろの席についた若者達の騒々しい会話である。

「絶対変人だって! あれだけスケベURL集められるなんてさ・・・まあ、有り難いけどさぁ。」
「いい人じゃん、裏飯屋って。」

 この世界に誰一人として、私の実相を知る者などいない。

「でも、あの人ペド好きだろ・・・いい人だけど、ペド好きはちょっとなあ。」
「えっ、マジ!?」

 ・・・・・・。

「いくら善良ぶったって、ペドは駄目だよ・・・。」
「そりゃあなあ。」

 私はゆっくりと席を立ち、私をペド呼ばわりするうら若き青二才共の目の前に立ち尽くす。

「なっ、なんだよ・・・おっさん。」

 ドゴオッ!
 テーブルを叩く音・・・私の拳の下から店内へと響き渡る。
 若者の「ひいっ」という小さな悲鳴が聞こえた。

「いいかな・・・君たち。」

 ・・・返事はない。

「私は、日々悶々と暮らす君たちのために頑張っているんだ! しかしだ・・・ペド好きとはなんだ! 酷い・・・酷すぎる仕打ちだとは思わないか? なあ、君たち!」


4 名前: 名無しさん 投稿日: 1999/09/06(月) 06:25
まってましたぁ!


5 名前: NoName"D" 投稿日: 1999/09/06(月) 07:03
  ■ 厨房葬 ■

 不自然に静かな朝だった。
 小鳥のさえずりひとつ聞こえない、朝。
 人間の知覚にはこれ以上不必要だと思われるほど、白々しく青すぎる、空。
 静寂の中に、彼は落ち着きを失った。

 いつもと同じように、居間の仏壇を開き、手を合わせる。
 たちのぼる線香の煙は、揺らぐことなくまっすぐ上方に伸びていく。
 位牌の向こうからこちらを覗き込む目線・・・貴子・・・。

 仏壇の向こうから、冷たい風の流れを感じた。
 ・・・遺影が、倒れた。

 コツリ、コツリと戸口を叩く音が聞こえた。

 早朝の来客は、珍しいことではない。
 ただ、今朝を包み込むこの異様な静けさのなかで、茨城健はひたすら嫌な予感を感じていた。

 ・・・確かめなければ・・・。

 木戸のつっかえ棒をはずし、それを少しだけ横にひく。
 戸外には・・・誰も見えない。

「ひいっ!」

 両足が・・・何者かによって強く掴まれた。

 恐怖のなか、目線をゆっくりとさげる。

「くっ・・・クサチュー・・・。」

 そこには、学生帽を深々と被った少年が、息も絶え絶えに倒れ込んでいた。
 学生帽のつばから、赤いものが点々と地面めがけて垂れ落ちている。

「ゃ・・・やられちゃいましたです・・・真相はわかりました・・・でも・・・終わりです・・・。」

 茨城は、少年を抱き起こし、その体を大きく揺すった。

「そんなこと、どうだっていいじゃない! あんたが死んじゃってどうするのさ! ほら! クサチューはそんなキャラじゃない! いつも世界を見下しながら、時に攻撃的で、反論をしなやかにくぐりぬけて、したたかで・・・違うの? クサチューはこんなことでやられやしない・・・違うの!?」

 少年は、口元にうっすらと笑みを浮かべた。

「・・・そんなの・・・だめです・・・そんな・・・お涙頂戴の茶番・・・笑っちゃいます・・・」

「馬鹿!」

 パァン!
 茨城は、少年の頬を強く打った。

 少年は・・・それっきり動かなくなった。

「・・・嘘でしょ!?・・・」

 不自然に静かな朝だった。
 小鳥のさえずりひとつ聞こえない、朝。
 人間の知覚にはこれ以上不必要だと思われるほど、白々しく青すぎる、空。
 青ざめ、体温を失っていく息子の体を抱きしめながら・・・茨城は、泣いた。


6 名前: NoName"D" 投稿日: 1999/09/06(月) 07:45
  ■ とある書簡 ■

 前略 前略

 貴殿が指摘された、この事件の全容に対する懐疑ですが、私はこれを至極
ごもっともな意見だと思います。思います。
 世間ではこれを「マグナム・イノミナンダム」の仕業として処理しようと
しているようですが、そもそも、誰一人として「マグナム・イノミナンダム」
に関する具体的な事実を掴み得た者はいないと言っても良いでしょう。良い
でしょう。
 貴殿の仰るように、この事件の被害者数は実に曖昧で、『被害者が実在し
たのかすらでさえ』誰にも把握できぬ状況であります。状況であります。
 マスコミ報道で得られる情報は、被害者の実名のみ・・・それが、例の掲
示板の固定ハン連中の実名であるということを立証する材料はどこにもない
のです。ないのです。そして、もし仮に結びつきがあったにせよ、それが同
姓同名でないと、誰が言い切れるでしょうか? 言い切れるのでしょうか?
 固定ハンのそれぞれに、現実での肉体があるものとして、それぞれの数が
必ずしも一致するものとは到底思えません。思えません。
 一つの肉体が滅びる時に消滅する、ネットワーク上でのキャラクターは、
時として複数に及ぶことでしょう。及ぶことでしょう。
 極端な話、一人の人間の死によって、例の掲示板に名を知られる固定ハン
のほとんどが消滅するような事態すらあり得るものと考えられます。考えら
れます。
 この事件は、おそらくは我々の予想を超えて、恐ろしく複雑な真相を含ん
でいるのかも知れませんし、もしかすると至極単純な結末を迎えるかも知れ
ません・・・その点においては、私も貴殿の意見に賛同いたします。賛同い
たします。
 つい先ほど、私は一つの推理をいたしました。いたしました。
 それは、この事件の全容をひとつに収束するものでありつつも、実に途方
もない絵空事じみたものです。絵空事じみたものです。
 もしかすると、この事件での「本当の被害者」は、「最後に死んだとされ
る人物、たった一人」である可能性があります。可能性があります。
 もし、興味がおありでしたら折り返しご返事ください。ご返事ください。
 その時は、私の推理についての詳細をお伝えいたしましょう。いたしまし
ょう。


7 名前: NoName"D" 投稿日: 1999/09/12(日) 10:54
  ■ NoName"D" ■

 江呂有樹の焦燥は頂点に達した。
 目の前に居る住所不定の男、自分の素性については何一つ語らない癖に、一連の事件についてはまるで見てきたことのように一部始終を話るのだ。
 IPからアクセスポイントを割り出し、同行を求めたのは、つい三時間前。
 掲示板「2ちゃんねる」において、極秘調査中の事件の詳細を小説のような形で連載していた彼には、鉄壁のアリバイがあった。
 ・・・事件の発端からこれまでの間、彼は会社に缶詰であったというのだ。
 いつ、どこで事件の詳細を知り、なぜそれを公開したのか・・・男は笑いながら「電波ですよ、電波」と言った。

「電波ぁ? 巫山戯ちゃあいけませんよ、Dさん。」

 男は、笑っていた。

 男が会社にいたことは、同じ会社に勤めている数人の同僚達から確認をとっている。
 交友関係も少なかったらしく、外部と接触をとった痕跡もなければ、住所不定者に届く郵便物などあろうはずもない。

 ・・・ならばどうやって・・・。

 男・・・Dが、笑ったままの口で、語り始めた。

「あの物語は、僕の妄想ですよ。僕は、事件についちゃ何一つ知らない・・・あぁ、ひろゆきさんが死んだってことは知ってるけどね。それに・・・江呂さんが調べてる事件って、はめぞう氏殺害事件ですよね・・・はめぞうさんって、東京の人じゃなかったと思うけど・・・本庁が捜査しちゃうんですか?」

 ・・・一連の事件が・・・Dの妄想!? 狂言だ・・・ならば新宿でのテロは・・・。

「江呂さん?」

 Dの呼びかけに、江呂は我に返った。

「あぁ、はめぞう氏殺害事件だ・・・ネット絡みの犯罪は地方じゃ手に負えない場合が多いんだ。」
「へぇ・・・じゃあ、ひろゆき氏殺害事件とは関係ないんですか?」

「今のところはな・・・アメリカに打診してはいるんだが、向こうからは『該当する事件がありません』なんて巫山戯た返事がきやがる・・・どうなってるんだか・・・。」

 江呂の返事を受けて・・・Dが・・・笑った。

「ならば事件は解決です。難事件なんて大層なもんじゃあない。実にくっだらない事件だ・・・こんなことなら小説なんて書くんじゃなかった。最悪だ・・・これだから人間の世界って嫌なんだニャー。」

「ちょっと待て・・・ニャーってなんだ? いや、お前一人で解決してどうするんだ? 全く意味が分からない・・・何か知っているなら、説明してくれよ!」

 Dは、机上に置いた黒い帽子をかぶると、首を横に振った。

「なぁんにも、わかりませんですニャー・・・オレは猫なので。こういうのなら、クサチューさんが得意そうなので、あの人にお願いしてくださいニャー・・・帰ってもいいですかニャー?」

 ・・・クサチュー?

「クサチューは・・・死んだんじゃ・・・。」

 男・・・いや、猫は、またも口元に笑みを浮かべると、椅子から立ち上がりながら言った。

「たぶん、生きてますですニャー。だって、クサチューさんの死も、オレの小説の一要素に過ぎませんからニャー。じゃ、ばいばいニャー!」

「おいっ!」

 Dは、軽くお辞儀をすると、目で追うことさえも困難な程の身軽さで部屋を飛び出した。


8 名前: NoName"D" 投稿日: 1999/09/12(日) 10:54
  ■ 犯人は誰だ? ■

 ベクターに作者登録をしてしまったことが、腐れ厨房、受難のはじまりとなった。
 江呂有樹と名乗る刑事は、彼に任意同行を求めた。
 彼は一言、「嫌だ」と答えた。
 同行する筋合いが無かったからである。

 江呂は、汗を流しながらDとの一部始終を説明した。
 彼は、笑った・・・いや、爆笑した。

「馬鹿馬鹿しいですね。僕が出しゃばるまでもないことです。」

 彼は、同行を拒否した。

 江呂は、問いつめる。

「何か・・・分かったのか?」

 彼は、楽しそうに煙草を口にし、紫煙を吐き出しながら、言った。

「犯人は、マグナム・イノミナンダムさんです。死んだのは、はめぞうさん。それだけの事件です。」

 以降の問いつめは、簡単にかわされ、江呂は混乱のままに、腐れ厨房宅をあとにした。
 別れ際に彼が言った言葉の真意を思い詰めながら・・・。

「『死人に口なし』って良く言いますが、『死人には名前も必要ありませんです』。」



9 名前: NoName"D" 投稿日: 1999/09/12(日) 10:55
  ■ くだらない話 ■

>>浜田芳樹(38)が惨殺された事件で、本庁は東村博之容疑者(23)を逮捕。
>>詳しく事情を聞いているが、インターネット掲示板での人気争いの激化による犯行と見ている。
>>
>>・・・だとさ・・・。

>ふぅ・・・つまらない事件でしたです。

 管理者不在の掲示板には、男子中学生を自称する男の、そっけない感想が記されていた。

 衰退の一途を辿った掲示板・・・固定ハンドルの減少と偶然にも時期を共にして連載された三文小説。
 あまりにも、茶番じみている、出来過ぎた物語である。

 あぁ・・・くだらない。

 さげ。


10 名前: 名無しさん 投稿日: 2000/06/09(金) 00:01
あげ


11 名前: NoName"D"in再来 投稿日: 2000/06/09(金) 18:16
  □第四幕・『リアル』□

  ■ リフレイン ■

前略、前略。

貴方が仰るところ、とどのつまりはひろゆきの狂言殺人なのですね? なのですね?
ひろゆきは最初から日本にいて、それであめぞうさんを殺した。殺した。
それを脚色したD氏の説に、我々は混乱した。混乱した。
ただ、それだけの話なのですね? なのですね?
しかし、現実にその生命を失った者は、確かにおります。おります。
例えば、私の目の前に転がっている死体。これはなんなのでしょう? なんのですか?
この前、新宿で見た爆破テロ。あれは幻なのですか?
私にはわかりません。どれが現実なのか、どれが真実なのか。
故に、今回のオフでは「誰が生きているのか」をはっきりさせます。させます。
事件の真相は、未だ闇に包まれていると言えましょう。言えましょう。

とりあえずは、目の前の彼について警察に連絡をしなければなりません。なりません。
では、オフ会で会いましょう。会いましょう。


12 名前: NoName"D" 投稿日: 2000/06/09(金) 18:16
  ■ ひろゆきは3人いる ■

 江呂有樹は困惑を隠せない。
 匿名での通報より現場へ駆けつけ、目前に倒れた死体・・・それは、ひろゆきだった。

 ・・・コイツは確かにひろゆきだ。しかし・・・なら、留置場にいるひろゆきは一体!?

 アメリカで死んだとされるひろゆき(後に狂言であったと判明)。
 留置場にいるはずのひろゆき(逃げたという情報はない)。
 そして、今、目前にいる死体のひろゆき。

 ・・・ひろゆきは、3人いる・・・!?

 江呂は、頭を掻きむしりながら死体を睨んだ。

 ・・・もう、何がなんだかわからない!!!


13 名前: NoName"D" 投稿日: 2000/06/09(金) 18:17
  ■ 迷推理 ■

「あぁ、クローンだよクローン。そいつはクローンに違いないね。どうだい倭院様の名推理、感服したか! じゃあな、俺は忙しい。捜査、がんばれよ!」

 倭院は、得意げに言い放つと受話器を本体に叩きつけた。

「相変わらず、江呂の野郎はぱっとしないな・・・あれじゃいけない、あんなじゃ、モテないぞ! なあ、真子」

 音華は、倭院の勢いに押され、頷いた。

「まあ、結局はあれだ・・・こんな嘘っぽい事件、起こるワケがないんだ。ネットやってる連中なんて、実社会じゃあ何もできないひきこもりばかりだよ。ああ、アホらしい」

「ううん、そうかしら?」

「そうだ。そうに決まってる。それ以外は、ない」

「なら、あなたは?」

「俺か? 俺は・・・ううん・・・そうだなあ・・・」

 倭院は一瞬、言葉を詰まらせる。

「俺は・・・例外だ」

「あっ、そう」

 音華は、探偵を冷たくあしらった。


14 名前: NoName"D" 投稿日: 2000/08/11(金) 10:13
  ■ バスツアー ■

 ・・・どうして私が運転手なのだ・・・!?

 裏飯屋と呼ばれる男は、不機嫌そうに運転を続けた。
 座席から聞こえる賑やかな声が、彼の神経を逆撫でた。

 今日は、2ちゃんねるバスツアーオフ。
 「2ちゃんねる連続殺人事件」で死んだとされる面々をメインで招待した、幽霊ツアーだ。
 幹事は艦載陣こと、管彩人(かん・さいと)。
 裏飯屋は運転手の任を受け、ハンドルを握っていた。

「艦載陣さん、参加者のチェックはどうですか?」

「ううん、順調です。順調です」

「いや、順調とかそういうのではなく、出席状況はどうなんですか?」

「あぁ・・・ひろゆき以外みんないますよ。みんな、います」

「えっ! ひろゆきだけですか、いないのは!?」

「そうです、そうです。ちょっと不可解ですけれど、とりあえず順調ですね。順調です」

「それで、これからはどうしますか?」

「予定通り、福岡の天神に向かいます。途中で奥屋PAに寄りましょう。ほら、件のバスジャック犯人が捕まったところです。なかなか粋でしょう? 粋ですよね?」

「まぁ・・・粋ですかね?」

 死亡者一行を乗せたバスは、奥屋PAへと滑り込んで行った。


15 名前: NoName"D" 投稿日: 2000/08/11(金) 10:14
  ■ PSYCO ■

 深夜、鳴り響く電話の音。
 残暑の中、やっと手に入れた浅い眠りを破壊され、江呂は機嫌を損ねながらも、受話器をとった。

「はい、江呂です」

 電話の向こうは、密やかな声。
 時折、クラクションの騒音。

「あの・・・江呂ですけど?」

「夜分遅く申し訳ございません。艦載陣です。艦載陣です!」

「はぁ。ネットではお世話になっています」

「挨拶してる余裕はないので、要件だけ言います。言わせて頂きます」

「どうぞ」

「2ちゃんオフのバスがジャックされました。奥屋PAです。裏さんが殺されました。殺されちゃいました」

「ちょっ、ちょっと。ジャックされたって・・・一体、誰に!?」

「それが・・・どうもいまいち理解しかねるのですが・・・どうやら、犯人は・・・」

「誰ですか?」

「・・・私なんです・・・」


16 名前: NoName"D" 投稿日: 2000/08/11(金) 10:49
  ■ 追跡 ■

「芳生さん。結局のところ、誰一人として死んじゃいなかったんですね?」

「バスに乗る人数を見た限りじゃ、そのようだな」

「じゃあ、それでハッピーエンドじゃないですか。わざわざバスを追尾する必要なんてないと思いますよ。それよりほら・・・昨日落としたブルマ画像でコラージュ作って遊びましょうよ」

「そいつぁ、無理な話だよ。永田君」

「なんでですかぁ!?」

「だって、高速道路の車線って、みんな同じ方向に走ってるじゃん。反対方向に走ったら社会性が疑われるからな・・・迂闊には戻れない」

「いや、でも一度ICで降りて乗り直せば・・・」

「IC? なんだよソレ。食えるのか?」

「・・・・・・」

 芳生とエデンが追跡するバスは、九州自動車道奥屋PAへと入って行った。


17 名前: NoName"D" 投稿日: 2000/08/11(金) 10:50
  ■ 誤報 ■

 SAT隊員たちが静粛に「時」を待つ輸送バスの中。一人、場違いに明るい青年が周囲から顰蹙を集めていた。

「2ちゃんねるから2人目のバスジャック犯か。なかなか凄い話だなオイ!」

 男は、言いながら正面の隊員の頭部を軽く叩いた。
 叩かれた隊員は、2・3度痙攣した後、どさりと崩れ落ちた。
 男は、馬鹿力の持ち主だった。

「あはは、いけね。手加減忘れてた。おい! 誰か気付けしてやれよ! ガァッ!」

 男の名は、嘉門雅(かもん・みやび)。
 名前に相応しくない、ワイルドな精神の持ち主である。

 輸送バスが奥屋へと到着した時、そこには誰もいなかった。
 バスも無かった。死体もなかった。

 男は、途方に暮れた。


18 名前: NoName"D" 投稿日: 2000/08/11(金) 11:00
=作者より=========================
続く終幕のサブタイトルは『ポリモーフィスム』なんですけど、
この辺で、推理の材料は揃ったと思いますので、間を置きます。
(サブタイトルがそのものずばり「真相」だったりもしますが。。。)
お暇な方は考えてみてくださいませ。
==============================


19 名前: 元服太郎 投稿日: 2000/08/11(金) 16:57
17歳の2編君だと思いマース。犯人。


20 名前: >19 投稿日: 2000/08/21(月) 22:14
安直だけど、ポイね。


21 名前: 白澤童子 投稿日: 2000/08/27(日) 06:05
バス固定は全員死んでいて、他人がそのキャラに成り代わっている。
「名無しさんによる固定ジャック」が事件の真相だと思う。
ポリモーフィス(多態)がそのままハンドルである「私達」が、終章のキーだろう。
独りの人間に、複数の人格を演じることはできまい。


22 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/09/18(月) 08:41
age


23 名前: Polymorphia<illusion> 投稿日: 2000/09/20(水) 16:09
21 名前:白澤童子


Don't try to tell us what is right for us.
We don't give a fuck anyway.
Things we believe we will never betray.

Cities once so proud will crumble into sand.
Buildings all collapse when all is done and said.
The guilty ones will die with the innocent..
which do you want?
join the insanity or die as you fall
end of line


24 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/10/20(金) 23:13
age



2ちゃんねるは、ここのサーバを使ってるです。。。